家でチャーハンをつくる方は多いとおもいます。
でも、どうしても難しいのがパラパラなチャーハンをつくること。
チャーハンと聴いて一番にうかぶのは「パラパラ」の4字。
そして、パラパラと聴いて一番にうかぶのは「チャーハン」もしくは「炒飯」。
もはや、パラパラとチャーハンは切ってもきれない関係性といえます。
パラパラのチャーハンつくりたいよ〜!!
料理を振る舞う相手は、ご家族や恋人などそれぞれ違うと思います。
その方に「うまっ!お店みたい!!てか、店出せる!!」
って言われてみたくないですか?
今回は、非常に革新的なパラパラチャーハンの作り方をご紹介します。
家庭でつくるチャーハンの課題はなんといっても火力
TVなどで飲食店の厨房の燃え盛るコンロの火を見たことがある人は多いでしょう。
鍋の外にまで回り込みそうな、青い炎。
あんな火を使ってチャーハンつくってみたいですね。
それに対しご家庭のコンロ。強火にするとなかなかいい感じ!でもお店と比べると段違い。
さらに、ある程度まで温度があがるとセンサーが働き、火が弱くなってしまたりします。
そんな、コンロでお店と同じようにつくって、同じようなチャーハンができるわけがありません。
同じようにつくるのはあきらめましょう。
弱火でじっくりとつくるという方法
昨日のテレビ朝日「林先生の今でしょ講座」で紹介されていた方法です。
講師は中村奈津子さん。
ポイントは2つ
・弱火でコツコツといためること
・ヘラで切るようにしながら炒めること
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材料
・豚バラ
・ネギ
・干しシイタケ
・卵
・ご飯
・塩、コショウ、醤油、酒
作り方
1. 豚バラ、ネギ、干しシイタケを炒める
2.塩コショウ、醤油、酒をいれて味付けをしたら火をとめる
3.硬めに炊いたご飯を入れ弱火でじっくりいためる
4.フライパンを振らずにヘラで切るように炒める
5.別で炒めておいた卵を入れる
6.さらに炒めて、調味料で味を整えて完成
弱火でフライパンから離すと温度が下がってしまうので、振らない。
そのかわり1つ1つの米粒をバラすような感じにヘラで優しくきりなら炒める。
これで油で米をコーティングし、パラパラにするというわけです。
ああ、これはたしかに良さそう。
以前、なにかの番組で科学をいかした料理で有名な水島弘史シェフも弱火で炒めると良いといっておられました。
水島シェフは、油と卵を先にボウルで混ぜていました。
先に卵を混ぜてしまうというのも、わりと有名な作り方です。
が、パラパラというよりもボソボソになってしまいがちなので、チャーハニストの間では邪道とされているようです。
水島シェフは、油を入れる前に、暖かいご飯に水をかけてほぐしていましたね。
今回は、先に紹介した中村先生の方法よりは、水島シェフに近い調理法をためしてみました。
漫画家「小林銅蟲風」チャーハンの作り方
最近、わたくしのメインブログでよく紹介している「めしにしましょう」という漫画があるんですが、小林銅蟲さんというのはその漫画を書いている方です。
作中では、あんかけチャーハンが登場するのですが、それの具なしのチャーハン部分が「不気味なくらいパラパラ」と表現されていました。
これは普通に具材いれてもパラパラにつくれるんじゃないか?と思い作ってみたところ、1回目はなんと失敗してしまいました。
で、「漫画めしはこんなこともある」なんて他のブログに書いたら、ご本人から「卵が少ないと失敗するよ」的なご指摘をいたただきました。
これは、すぐに試して恩義に報いたい!!
というわけで、本日の朝食につくってみましたのでご紹介。
材料
具材にはお好きなものをお使いください。
わたしは
・チャーシュー
・長ネギ
・ナルト
のオーソドックスな具材にしました。
調味料はご飯1合に対し
・塩2つまみ
・コショウ2ふり
・醤油小さじ1
・酒小さじ1
・だしの素小さじ1
俳優、金山一彦考案の「金山チャーハン」にしました。
それプラス
・ご飯1合(硬めに炊いたもの)
・卵2個
・サラダ油大さじ2
・ごま油大さじ1
味濃い目が好きな方は、塩と醤油をちょっと多めにして調節してください。
作り方
ポイントは、大量の水とザル。
動画をとってみましたので、お時間ある方は動画をご覧ください。2分30秒ほどの動画です。
1. 具材を先に炒め取り出す。
2.ご飯をザルで洗い、水を切る
3.油をいれてよく混ぜる
4.溶き卵をいれてよくまぜる
5.フライパンにいれて混ぜながら炒める
6.具材を追加して、さらによく炒める
7.調味料をいれて、さらによく炒める
8.パラパラになるまで炒める
火加減は、一般的な家庭用コンロでいうところの強火です。
最初は、べちゃべちゃに見えますが、炒め続けるとパラパラになるのでご安心を。
フライパンに火入れしてから、米水にさらし、油、卵をまぜ、いた終わるまで10分。
具材切って炒める時間、調味料まぜる時間をいれてもトータル20分くらいでした。
パラパラです。
おわりに
米をザルにあけて、水で洗うなんて雑炊みたい!って思った方もいるとおもいますが、ぜひ一度ためしてみてください。
結構、いい感じですよ。
ご飯の滑りをとって油でコーティングというのがカギみたいですね。
ちゃんと水を切れば油が跳ねたりはしないです。
ご家庭でなかなかパラパラチャーハンが作れずになやんでいる方はチャレンジしてみてください!
以上、家庭コンロの火力でパラパラチャーハンをつくる革新的な調理法でした。
こちらのブログもよろしければどうぞ。
【ANOVA低温調理】自家製低温調理チャーシュー麺と「めしにしましょう」風チャーハン
今後は動画もあげていきたいとおもってますので、よろしくどうぞ。