こんにちは、整理収納ソムリエのだーかねです。
2017年1月に、『フランス人の部屋にはゴミ箱がない おしゃれで無駄のない暮らし』と言う本が発売されました。
ん?
以前もそんな本が発売されたような。。。
思い出した!
『フランス人は10着しか服をもたない』
こちらも発売された当時、話題になりましたね。
フランスシリーズは鉄板なんでしょうか。
参照記事:フランス人の部屋にはゴミ箱がない!? フランス人から学ぶ、おしゃれで無駄のない暮らしのヒント
ストック
『買わない。持たない。だから、捨てない!』
『部屋を倉庫にしてしまわないように、日用品はストックしない』
日本人にとって最も苦手なのことの一つ。
セールがあるとここぞとばかりに買ってしまう。
在庫がたくさんあるにも関わらず不安になって買ってしまう。
結局、長い目で見ると余計に買っている分、無駄遣いになっているし、部屋のスペースも奪っているし、得していることは何一つありません。
こういう時こそ定位置管理と定数管理。
トイレットペーパーや洗剤のストックを家のいろいろな場所に置いているために、数が把握出来ずに買える時にどんどん買っておかないと不安になってしまうと言う方がかなり多いです。
まず、置き場所(定位置)を決め、残りいくつになったら買う(定数)と言う家族共通のマイルールを決めてみましょう。
そのルールを決めることにより不安もなくなります。
食器
『たくさんの食器を洗うのは大変だから、食事はワンプレートで』
一見、めんどくさがり屋さんの意見のように感じますが、遠い将来世界中のある程度の国がこの流れになっていくのかもしれません。
小皿に分ける文化のある日本はどうなんでしょう。
しかし、IKEAはすでに気付いてますね。
”食事は食卓で取るもの、という概念が薄れつつある”
”例えば米国ではソファで足を組み、その上に深めの皿を置いてパスタを食べているような光景が日常的になっている”
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ゴミ箱
『フランスの家庭では、各部屋にゴミ箱はなく、家族みんなが共有で使う大きなゴミ箱がキッチンのシンクの下やシンク横にあるのみ。「ゴミやゴミ箱を見えないようにする」というスタンスのようで、基本的に目立たない場所に置いてあり、そして家の中でゴミが出たら、各自がキッチンまで捨てに行く。』
徹底してますねぇ。
その理由として、
『各部屋に置かず、キッチンに集約する利点は多々ある。部屋の美観を損ねないことや臭いや汚れを気にせずにすむ、各部屋のゴミ箱からゴミを集めるという作業をしなくていいので、時間短縮にもなる』
とのことです。
そうですか、う〜ん。。。
フランス人家庭のほとんどがこのような感じだとしたら、まさに文化の違いですよね。
結論から言って私はここまで目指さなくてもいいと思います。
家の中で一箇所にしかゴミ箱がなければ、捨てに行くのが面倒になって部屋にゴミが放置されていくようになると思います。
大きいゴミならともかく、小さいホコリや髪の毛を見つけたとしてもわざわざ一箇所にしかないゴミ箱まで持っていきますかね。
おそらく持っていきません。
そのような小さな行動をしない方が部屋が汚れていくし、また、ゴミ箱だからってそんなに臭いが発生するものではないのでは??
一箇所に集約するからこそゴミ箱自体が大きくなり、容量が増えてゴミ袋の交換頻度が低くなるから臭いがたまりやすくなっているような気がします。
それにそもそもゴミ箱のせいで部屋の美観が損なわれると言うのは、ゴミ箱自体が汚かったりおしゃれな形になっていないだけでは。
そのためにゴミ箱を隠すのではなく、見られてもいいようなゴミ箱に変えればいいだけ。
インテリアに馴染むような素敵なゴミ箱にしたいですよね。
もちろん部屋の置き場所には注意が必要ですが。
さいごに
国が違えば文化が違う、文化が違えばライフスタイルも違う。
このような本を読めば面白いし憧れるし参考になることはたくさんあります。
しかしその逆で合わないことももちろんあります。
そこを無理してしまうとかえって逆効果になることさえあります。
大切なことは、自分の家の中をどうしたいか、その目標に向かって合うやり方であれば真似をすればいいし、合わないのであれば違うやり方を考えるべきです。
ある人にとってベストな整理収納であっても、違う人にとってはベストな整理収納にはなりえません。
ライフスタイルが違うから。
そのような家庭を今までたくさん見てきました。
そこをよく考えてみてくださいね。
と言うことで、日本人なら部屋にゴミ箱はあってもいいと思います。
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