こんにちは、整理収納ソムリエのだーかねです。
小さいお子さんがいる家庭では、お子さんの整理収納に対する行動で悩みを抱えていませんか?
「私が片付けが苦手だから、この子にも遺伝してうまく片付けられないの!」
「いつもこの子がおもちゃを散らかして全く片付けてくれないの!」
よく聞く話です。
小さいお子さんを抱えている家庭では、かなり大きな悩みの一つとなっています。
現状
子どもがおもちゃで遊ぶ
↓
床一面におもちゃが散乱
↓
片付けるように言っても子供は片付けない
↓
親が片付ける
↓
疲れ果てる
↓
親も片付けなくなる
↓
散乱したまま
↓
もう手のつけようがなくなる
こんな感じですね。
負のスパイラルに陥ってしまいます。
原因
・お子さんに片付けるように言っても片付けてくれない。
・最初からお子さんに片付けを覚えさせるのは無理だろうと思ってしまって片付けを教えない。
・親自身が日頃からの仕事や家事もあって疲れており、子どものおもちゃの片付けまで出来ない。
・片付けてもどうせまた散らかってしまうのだから片付ける方が非効率と思ってしまう。
などです。
確かに、特に小さいお子さんに片付けを覚えさせるのは難しいことかもしれません。
だからと言って、最初から何もしないとお子さんも全く片付け方を知らずに育ってしまいます。
ちなみに片付けが苦手かどうかに遺伝は関係ありません。
ちゃんと覚えることさえ出来れば誰でも出来るようになります。
ざっくり収納
おもちゃの収納方法が難しくなっていませんか?
大人向けのように細かい収納ケースを用意してしまわせようとしても、難しくて出来ない可能性が高くなります。
ざっくりと収納出来るようにしましょう。
レゴや車などの細かいものは小さめの箱、ロボットや人形などの大きめのものは大きめの箱。
本棚であれば学び系の本とアニメの本で段を分ける。
そんな感じで大丈夫です。
収納場所が同じデザインになっていませんか?
収納場所が統一された色や形のデザインの場合、先ほどと同じように大人向けには素敵なインテリアとなりますが、お子さんにとってはどこに何を収納していいかが分かりづらくなってしまいます。
このような時には収納ケースの色を変えて、何をどこに収納するかを色で認識させると言うのも一つの方法です。
また、収納ケースの表面に文字や絵のラベルを貼り、何をどこに収納するかを認識させるのも良いと思います。
怪獣の絵を貼ったり、車の絵を貼ったり、人形の絵を貼ったりすれば、そうそう間違えることはなくなると思います。
それらの条件を満たし、お子さん向け収納としてよく売れているのがIKEAのトロファストです。
ざっくりと、カラフルに、いちいち蓋もなく、引き出しやすくしまいやすいです。
サイズやどれだけの個数必要かが、各家庭に合わせてカスタマイズ出来るのもいいですね。
グーグルの画像検索をしてもこれだけのバリエーションが出てきます。
ラベルライターなら。
が、しかし!
これで収納が出来るようになるお子さんがいれば、もちろんまだまだ出来ないお子さんもいます。
どうしてでしょうか。
お子さん自身にしてみれば、片付けないことが悪いことだと思っていないからだと思います。
だからと言って、厳しく注意して行動するように促せばいいかと言うとそれも違うと思います。
厳しく注意すれば確かに親の言うことを聞くようになるかもしれません。
ただし、それは親に怒られるからと言う理由で片付けるようになるのであって、本来の片付けなければならない理由を理解しないままになってしまう可能性が高くなります。
[ad#ad-1]
ならば一緒に
ではどうすればいいでしょうか。
最初は親が率先して片付け、見本を見せてお子さんにも一緒に片付けをしたいと言う雰囲気にさせましょう。
口で言ってなかなか理解してもらえないものであれば、行動で示して収納と言うものが楽しいものだと理解してもらえるようにするといいと思います。
それでも最初は効果が薄いかもしれません。
お子さんにとっては、親が一緒に遊んでくれたら嬉しいはず。
収納と言うものが親と一緒に作業をする楽しいものだと思えるようになってくれたら成功ですね。
漫画で攻略!?
注意するのも難しい、優しく一緒に作業しようとするのも難しい、そんな時、漫画と言う手はどうでしょう?
「学校では教えてくれない大切なこと 1 整理整頓」
では、非常に分かりやすく、子供好きなギャグ満載で描かれています。
しかも予想外に内容が広範囲。
もちろん、この漫画を読めば即座に整理収納が出来るようになるかと言えば難しいかもしれません。
ただ、どんなやり方をしなければならないか、どんな意識をもって日々生活していかなければならないか、そのような学びはあるので、整理収納を始める第一歩としてはオススメです。
また、子供だけでなく、大人に対しても楽しく分かりやすい内容なので、家族みんなで読めるといいですね。
そもそもおもちゃが入りきらない!?
今まで収納方法を伝えてきましたが、そもそもおもちゃが入りきらない量になっている家庭も多いはず。
そんな時はまず「整理」。
必要か不必要かの判断をしましょう。
本来はどんなモノであれ、使っている本人に判断してもらわなければいけません。
ただ、小さいお子さんにその判断が出来るかと言うと現実的にはなかなか難しいです。
紙切れ1枚であっても必ず「いる!」と答えてしまいます。
そんな現場を数え切れないほど見てきました。
子供のおもちゃがそこまで増えてしまった原因は何でしょうか。
本人が買っているわけではなく、大人が買ってあげていますよね。
ならば大人が必要か不必要かの判断をしてあげて下さい。
ここで言う大人とはもちろん両親のことです。
その量になるまで増えてしまった責任として、日頃遊んでいるもの、いないものを冷静に思い出し、選別しましょう。
両親であれば当然分かりますよね。
さいごに
お子さんに対しては大人が思う正論がそのまま通用するものではありません。
ここに書いた通りに行ってもうまくいかない可能性もゼロではありません。
だからと言って諦めてしまったら、それ以上の進展は何もなくなってしまいます。
依頼してくれるお客さんの中には「私のように整理収納が苦手な子に育って欲しくない。」と願っている親もいます。
収納だけでなく、教育に関してもそうかもしれませんが、楽しみながら、粘り強くやっていくしかありません。
気持ちが折れることのないよう、継続してみてください。
D&ASSOCIATEのホームページはこちらです。