そらはなさんの「死んでからでは遅かった 実家の食器の断捨離」を読んで思うこと

こんにちは、整理収納ソムリエのだーかねです。

「実家の断捨離」、「生前整理」そして「老前整理」と言う言葉がどんどんどんどん認知度を増している気がします。

皆さんも実家を想像してみて下さい。

たくさんのモノに溢れていませんか?

親自身のモノ、
自分たちのモノ、
貰い物。
とにかく押入れなどの収納場所にぎっしり詰まってる印象があります。

どこの実家でも。

綺麗スッキリ整理収納された実家ってまだまだ少ないような気がします。

そんな時、そらはなさんの記事を読んだので、私なりに思うことを書こうと思います。

そらはなさんの記事はこちら。(画像引用もさせて頂いています。)

原因

実家はなぜモノがぎっしりになるのでしょう。

それが当たり前だったからです。

今の高齢の方々が子供の頃、戦後でモノが少ない時代にモノを大事にするような教育を受け、捨てるのではなく取っておくことが当然のことだったからです。

だからケチくさい訳ではなく、ごく普通のことをしているまで。

そのような方々に対して、今話題になるような断捨離やミニマリストを理解してもらおうと思っても、今まで普通に行っていたことと反対のことを理解させることになるので、なかなか難しいと言うわけです。

また、子供達が使っていたモノを宝物だと思っている。

子供自身にとっては、学校で作った工作や絵、賞状、作文、テストなど、何とも思わずどうでもいいと思うモノでも、親にとってはかわいい子供が作ったモノ。大切な思い出になっているので捨てようとはしないのですね。

これも親の立場からしたら当然の感情でしょう。

なのでいつも帰省した時に衝突が起きる訳ですね。

「捨てて欲しい大人になった子供達 VS 捨てられない高齢の親達」

親が捨てる決断を出来ない以上、結局モノの量を減らすことが出来ません。

 

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結果

どうなるかと言うと。

「私が死んだら好きにして。」

押し付けられて家いっぱいのモノを処分する子供達はどれだけの労力と時間を使うことになることか。

「これまだ使えるからあなたにあげるわよ。」

全く趣味の合わないモノを渡されてそれをどうしろと言うのか。自分達で使うモノは、自分達が好むデザインのモノを自分達で買います。

FireShot Screen Capture #066 - 'Google' - www_google_co_j

最終的に

そのまま親が亡くなり、子供達にいろんな意味で辛い整理収納作業が待っています。

実際に私も作業に行ったことがありますが、まあしんどいですよ。遺されたお子さんと言えどもみんな歳をとった大人。誰もいなくなった家は、どこかからモノを持ち込んだのではと疑うぐらいにお子さん達が知らないモノが出るわ出るわ。

天袋にこれでもかと言わんばかりの量の食器や趣味の道具。実際に使っていた食器は使い古したモノで、新品の食器が天袋に数え切れないぐらい入っているなんてこともざらです。

そのような空気の悪い場所に保管しているものだから湿気でカビが生えていたり、汚れで変色していたり。使えるモノが使えない状態で保管されている訳です。

とにかく想像以上の大変さになります。

これからすべきこと

優しく優しく親に語りかけてあげて下さい。
持っていてもデメリットにしかならないことをイメージさせてあげて下さい。

歳をとればとるほど整理収納作業は困難になっていきます。

近所にいるならもらって自分で処分するか(あまり良い選択肢ではありません。)、帰省した時に一緒に作業するか。

今年の年末年始には、一度ゆっくり話し合ってみませんか?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

整理収納ソムリエのだーかねです。整理収納アドバイザー1級を取得後、整理収納に関するコンサルティング業(家庭向け・企業向け共に)を開始し、様々な家庭や企業における問題の解決を実施中。 整理収納をきっかけとして、これからの人生を変えてみませんか。 ホームページはこちらです。 → http://dandassociate.com