数年来の念願だった、口コミもブログ記事も少ない「時の宿 すみれ」に宿泊してきた話

僕は数年前から泊まりたかった旅館がありました。一度、休みを取り予約までした後に、旅館のボイラーが故障するという運が悪い目にあい、それ以来願いは叶わないままとなっていました。今回、数年来の念願が叶ったので、おふたり様専用の旅館である時の宿 すみれをご紹介します。

他の記事はこちら

時の宿 すみれとはどんな宿か

時の宿 すみれは、山形県は米沢にある「おふたり様」専用の旅館です。おひとりさまでも駄目ですし、3人以上の方もお断りの旅館になっています。さらに、日頃の疲れを最大限に癒やせるように、お部屋には時計もありませんし、テレビもありません。二人だけの時間をゆっくりと過ごせるような仕組みがふんだんにあしらわれているのです。 さらに、おふたり様専用に加え、その数はなんと10組限定です。なので、お風呂場が混み合うこともありませんし、お食事処も混み合うことがありません。あまり、人とすれ違わないのも、時の宿 すみれの特徴なのかもしれません。

お迎えは専用車で米沢駅まで

map 時の宿 すみれは、mapでみてわかるとおり、米沢駅から大分離れています。したがって、旅館まではタクシーや車などの交通機関を使用する必要があります。東京方面からの新幹線の時間にあわせ、専用車でお迎えにきてくれるのはありがたかったです。 米沢駅から旅館までの風景は秋に入りはじめ、稲刈りがはじまってました。こちらではあまりみかけない、赤とんぼの姿もちらほら見かけ、本格的な秋の到来を感じました。 img_8063 敷地の中は、丁寧にお手入れされた庭木と、ふきのとうや彼岸花などの野草が生えていました。その中を、専用車がゆっくりと入っていき、私たちに時間のゆったりさを演出してくれます。また、専用車のBGMもオルゴールなど、リラックス効果のある音楽が流れていました。

お出迎えはお外まで

一般的なホテルや旅館では、チェックインの受付まで自分たちが歩いて行かなければならないことは多くあります。しかし、専用車であることもあり私たちの到着時間はスタッフに熟知されており、車の到着を前に玄関前でお出迎えをしていただきました。 どこに行けば良いのだろう?とか、 どのような場所なんだろう?とか、 ちょっとした不安を抱くこともなく、安心感に包まれながら旅館の中へ入ることが出来ました。   [ad#ad-1]  

徹底的にこだわった「癒し処」

時の宿 すみれの中には、多くの癒しを提供する仕掛けが存在しています。その場所は、大きすぎず、小さすぎず、私たちにおとなしくそっと手を差しのばしてくれるようでした。 どのような宿か?というところで説明しましたが、お部屋の中には時計もテレビもありません。ゆっくりとすごすためです。どのように過ごすかは、個人によって異なりますが、読書もその1つでしょう。 そこで、ロビーの片隅に読書棚があります。小説から雑誌まで様々な種類の本が置いてありますが、僕が夢中になって読んで面白かった本が、山形の郷土料理が四季にあわせて掲載されている本でした。 [amazonjs asin=”4533097545″ locale=”JP” title=”るるぶ山形’15 (国内シリーズ)”] 山形の郷土料理って何だろう? 山形の名物って何だろう? という状態だったのが、こんな料理が食べたい!という気持ちに変わりました。

読書棚の隣にある酒蔵

読書棚の隣にはおよそ二畳ほどのスペースがあります。このスペースは13度ほどの室温で管理され、日本酒やワイン、焼酎などのお酒が置いてあります。実は、この酒瓶の横にはお酒の紹介と共に、カードが置かれておいます。このカードをフロントに持って行くことで、お食事の時だけではなく、お部屋でも飲めるように準備してくれるという仕組みなのです。 日本各地の有名なお酒はもちろんのこと、山形の有名なお酒もおいてあります。僕は、山形のシャトーモンサンを選びました。

 

時の宿 すみれはおふたり様専用の旅館です。お出迎えから過ごし方まで、徹底的に癒し、ふたりだけの時間にこだわっていることが、おわかり頂けたと思います。次の投稿では、お部屋の紹介をさせていただこうと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

救命センターの看護師。英国型のナーシングホームをやりたい。アロマなどを用いて西洋医学一辺倒ではないケアを提供することが目標。学園祭で講演会を1人で企画運営し成功させた。アトピー性皮膚炎の患者指導も研究している。