先日、私はamazonで10万円分の書籍を購入しました。今は実際の書籍と、kindleを駆使しながら、読書しています。
え!なんでそんなに買ったの?と思われるかも知れません。あるいは、えー、もっと読んだ方が良いよというヘビーユーザーがいるかもしれません。
今日は、そんな私が書籍を買う理由について説明します。
病気はウイルスや細菌だけをみていて治せるものではない
今季のインフルエンザも猛威をふるい、学級閉鎖になったという学校も出てきました。
だるさと、高熱で病院へ行くと綿棒を鼻に突っ込まれて、インフルエンザの迅速検査がされるでしょう。
検査の結果、先生から「インフルエンザですね」と診断され、タミフルなどの抗インフルエンザウイルス薬が処方されるとします。
インフルエンザウイルスによる症状は、インフルエンザウイルスを退治すれば治まるかも知れません。
しかし、それで病気は治ったのでしょうか?
なにやら、マツイがおかしなことを言い始めている。
とうとう、狂った。などと思うかも知れません。
インフルエンザウイルスは、唾液や鼻水などにいて、くしゃみや咳で空気中に舞います。
その唾液や鼻水を吸い込むことにより感染します。
また、手についた唾液や鼻水を何らかの動作により口の中に入れることでも感染します。
これを飛沫感染といいます。
インフルエンザウイルスは、手洗いやうがいにより予防がある程度可能な病気なのです。
また、インフルエンザの予防接種を行うことでも予防することが出来ます。
はたして、インフルエンザと診断された、この患者さんは手洗いやうがいをしていたのでしょうか?
また、予防接種をしていたのでしょうか。
抗インフルエンザウイルス薬を処方されて、治療が完了なのでしょうか。
家族はインフルエンザ様の症状がでていないのでしょうか。
などなど、「病気」と一言にいっても、症状が抑えられれば良しなのではなく、その人の行動自体が「病」に侵されている可能性もあります。
だから、看護師は、症状だけではなく、日常生活についても質問します。
なぜなら、我々看護師は相手という人について理解する必要があるためです。
人を理解するためには教養が必要
幼稚園児や小学生など、その年齢に応じた遊び方や人との関わりをしていきます。
これを発達段階といいます。
我々看護師はもちろんのこと、保育士や養護教諭などの職種の方も学習しています。
しかし、それだけで相手のことを理解しているとしたら大間違いですよね。
3歳あたりから、一人遊びがなくなり誰かと集まって遊ぶようになります。
しかし、3歳の子供は連合遊びといって、例えばブロックで遊ぶとしても、一緒に同じものを作ることはしません。
私は、車を作る。
僕は、ライオンを作る。
など、同じ道具で遊んでいるだけなんですね。
そんな中で、みんなでお絵かきをすることになったとしましょう。
3歳の子が集まっていたときに、みんな好きなキャラクターの絵を描いていたとします。
だけど、1人だけその輪には入っていなかったら、どう感じますか?
発達段階から外れていると感じますか?
でも、もしかしたら、そのキャラクター達をその子が知らないだけかも知れません。
これは、高齢者にも当てはまります。
なかなか食事がすすまない高齢者がいるとします。
ある看護師からみたら、単純に食欲低下だろうと考えるでしょう。
でも、他の看護師が見たときに、この高齢者はいつも芋や豆を残していることに気がついたとします。
もしかしたら、それ以外のものは食べるかも知れない。
その人に話を聞いたら、戦争中芋類や豆類がたくさんでたから、もう食べたくないと教えてくれました。
これは、「食欲低下」「食事を残す」という理解だけでは到達できないポイントだと思います。
そして、到達を裏付けているのが「教養」なんですね。
私の出身大学でも一般教養科目が用意されていました。
看護に必要ないじゃないか、と答える人もいましたが、私はそうは思えません。
一般教養のない人間が、相手のことを理解することなんか、できないからです。
知識に税金はかからない。
知識は生きるための財産になります。
土井 英司さんは、一流の人は、本のどこに線を引いているのか の中で、
知識は固定資産に近い性格を持っているのに、土地持ちは課税されても、「知識持ち」は課税されない。そもそもどれだけ保有しているか測りようがないのだから、税務署だって把握できない。でも、知識の有無によって、お金を稼ぐ力は数倍、数十倍はちがう。その「結果」としての所得には課税されるが、「原因」である知識はどこまで行っても非課税なのだ
と述べています。
教養をみにつけ、相手を理解できるようになって、積み重ねられた知識は、いずれ「お金」を稼ぐ財産となる。
しかも、その財産には税金はかからないから、ため込むことが出来る。
その教養を身につけようとする努力は、誰も裏切らないということでもある。
また、佐々木 紀彦さんも「5年後、メディアは稼げるか」の中で
ジャーナリストに求められるのは教養です。メディアの仕事は、教養がわかりやすい形でアウトプットにつながります。企画力とは教養とほぼイコールです。新聞にしろ、雑誌にしろ、書籍にしろ、テレビにしろ、各人が出す企画には、その人の教養や世界観がにじみ出るものです。
と述べています。
何か、新しいものを生み出すとき、それは蓄積された自分の中の教養でしかありません。
そして、相手を理解するとき、相手へ何かアプローチをするとき、それはあくまでも自分の教養を介して解釈した事柄に過ぎません。
空っぽな人間が、濃密な人間を理解したつもりでいたとしても、それは表面上の理解に過ぎないということです。
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会社員の皆さん、ボーナス(賞与)は何に使いますか
大阪シティ信用金庫の調査によると、中小企業のボーナス支給額は、昨年よりもやや改善したそうです。
皆さんは、ボーナスが支給されましたか?
支給されたとして、それは上がりましたか?下がりましたか?
そして、そのボーナス、一体何に使いますか?
ニュライフ生命保険株式会社の調査によると、なんと1位は貯金 2位は使いたいもの そして3位が投資でした。
私は積極的に貯金をするようなタイプではありません。
お金を使うことによって得られるもののほうが多いと感じるからです。
「困ったときに」と想定される困っていることが、何十年も先の人を見かけます。
しかし、私には何十年も先のことを予測する能力がありません。
だから、毎日自分の能力を磨き上げるためにはどうしたらよいか、を考えています。
それが、自己投資だと思います。
そして、資産ができて、税金もかからず、投資にもなるのが教養です。
だから、私はボーナスの一部を書籍に当てたのです。
今は絶賛、資産形成中です。
まとめ
・教養は相手を理解するために必要です。
・教養がある=お金が稼げる能力がある。
・教養という資産は、税金がかかりません。