というわけで、キュラピーの整理収納担当でもあり整理収納アドバイザー1級、整理収納のプロ中のプロ、整理収納ソムリエ だーかねさんに整理収納の入り口ともいえる衣類の整理についてアドバイスをもらい、実践してみました。
まずは現状をご報告
さて、アドバイスをもらうのですから、まずは現状がどんな感じかを伝えなければなりません。
いや、うちね。綺麗なとこは綺麗なんですよ。
ただね。わたしが衣類を畳むという行為が本当に苦手で、妻まかせになってしまっています。
それ以外の家事はすべてパーフェクトに出来るんですけど、畳むのだけはダメなんです。
洋服買いにいって「よかったら手にとってご覧になってみてください。試着もできますのでどうぞ」とか言われると慌てるレベルです。
わたしが気になったものをすべて手に取ったらお店にご迷惑がかかるレベルだと自負しています。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] どんな状態かというとですね。洗濯して乾いた衣類を一度リビングにおいてそこで畳むのですが、それが何日かたまっている状態でして…..[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] で、着替えるときもそこから拾って着ると? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] そうです、そうです。一応ね、床におかないようにソファーに載せてるので床に散らかってはいないんですが、山盛りでさすがによろしくないなーと。というか自分は畳まないくせに発狂しそうなくらいイラついて精神衛生上よろしくない感じです。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] そういう人結構多いね。クローゼットにいれずに洗濯済みの山から探して着る人。しまう場所が遠い? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] そうそう、遠い。さらに僕と嫁と子供でそれぞれ違う場所にしまわなくてはいけない。そうか、面倒だからこうなったのか…..[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] ていうか、その洗濯乾燥済みのとこにある分だけで回せるなら、クローゼットの中身全部捨ててもいいってことだよね。着ないわけだし。 [/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] な…なんてこというんや!まったくその通りや!まあ、全部とは言わないまでもほとんどの服は着てないということになりますね。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] もう、いっそのこと1回全部捨ててみたら?(笑)[/speech_bubble]
乱暴な意見にも聞こえますが、妙に説得力のある意見でした。
たしかに、クローゼットの中にある服の稼働率はとても低く、その中でも下とか奥にあるものはシーズン通して1度も着ていないなんてことは結構あります。
片付かない原因には、リビングからそれぞれのしまう場所が遠いという理由以外に、クローゼットが整理されておらずしまいづらいという理由があり、少なくとも後者は物理的に数を減らすことができれば解決することに気づいてしまいました。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”だがそれがいい”] ああ、ちなみに。今こんな感じです。[/speech_bubble][speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] ごみ屋敷やないか!![/speech_bubble]
衣類の断捨離を実践してみた
さて、プロにいつまでも無料で相談に乗ってもらうのは、心苦しいのでここからは….
自分でなんとかすることに!
今回はとりあえずいらないものを捨てるところまで実践。
いらないものというのは、非常に感覚的で基準が曖昧になりそうなので線引きをすることにしました。
- シーズン2回以上着たか
- 色に独自性があり残しておく価値を感じるか
- 来年また着るか
- 無いと困るか
とりあえず浮かんだのはこんな感じ。
価格面は無視。高かろうが安かろうが容赦なく捨てることにしました。
シーズン2回以上着たか
1回も着なかったものは論外。即成敗。
1回は着たけど2回は着なかったもの。
1回着たならいいんじゃん?って思いそうですが、ここはあえて「1回は着てみたけどリピートするほどではなかった」という風に考えます。
1回だけ食べに行ってみたけど、2回目いきたくはならなかった飲食店がいつの間にか閉店していても、別に気にならないのと一緒です。
実際やってみると、この基準だけで相当な数の服を処分することができました。
色やデザインに独自性があり残しておく価値を感じるか
2回以上着ているという大前提です。
その中で色や形が被っているようなものもあります。
複数あるから着てるけど1枚になったらそれだけ着るし、別に2枚ある必要ないんじゃないかな?というやつですね。
服は第一段階でかなり処分しているのであまり浮かびませんでしたが、靴下が同じようなの大量にありました。
これは各1色を残し処分決定。
来年また着るか
2回以上着ている服だけど、果たして来年も着るのだろうか。
自分なりに好みのタイプの服というのがあって、そういうものは必ず毎年買います。
すると、同じタイプのものは着なくなるので不要になる。
つまり、今処分してしまっても問題ないということ。
季節の変わり目に前のシーズンの服を処分するのって結構難しいですが、寒い日が続いたときのためにちょっと残しておくとしても2日分くらいもてばあとは洗濯できるので充分なはずです。
というわけで、よく着た服もあえて処分。
無いと困るか
ここまでくるとだいぶ絞れてきました。
あとは、着ないけどいざという時のためにないと困る類のものは残さなくてはなりません。
スポーツ用のウェアとか、スーツ、礼服、コート、ジャケット…etc
結構ありますが、これは仕方ないですね。
ですが、これらも2着以上必要ないと判断したら処分。
そんな感じで、自分なりに基準を設けて整理をしてみたところ
45Lのゴミ袋3袋分の衣類を処分することができました。
定数管理と定位置管理
いや〜。30分で3袋分の不要な衣類が家の中、しかも自分の収納場所だけから出てくるとかカオスですね。
パンツ、靴下、シャツ、上着、部屋着とか色々合わせると100点以上は処分できたと思います。
で、処分してみて思ったのは「これくらい誰でもできるじゃん!」
ということ。
簡単だからみんなやればいいじゃん!というわけではなく、捨てるだけなら誰でもできるし、これで整理収納が完了したわけではないということ。
油断しているとあっという間に増えていくはずです。
「片付いてスペースできたからちょっとくらい物増やしていいだろー」とか「捨てる物を見極める基準がわかったから、もしまた同じようになってもいつでも片付けられるわー」とか、つい思ってしまいそう。
いやいや!この状態をキープしなくては意味がありません。
で、何をするかというとだーかねさんがよく言っている定数管理と定位置管理。
フランス人の部屋にはゴミ箱がなくても日本人の部屋にはゴミ箱はあっていい
定数管理
モノによっては定量管理という言い方もするそうです。
何個しかもたないとか、ここに収まる分しかもたいというのを決めて、それを管理する収納の極意!
衣類でいうと、新しいのを買ったら同じタイプのものを1着かならず処分するということになるのだと思います。
今回、不要な衣類をかなりの数処分しましたが、これが正しい数かどうかはしばらく生活をしてみないとわかりません。
なんとなく、もっと減らせるような気はしていますが、とりあえず処分後に残った数を定数としてみます。
そして、1着買ったら1着捨てるを維持しながら、次のシーズン突入時にでも最初と同じ方法で仕分けをしてさらに定数を減らしていくのが無理のないやり方なんじゃないかと感じました。
定位置管理
絶対数が減ってスペースが確保できたので、収納するという行為の面倒さが大分軽減しました。
どのくらいかわったかというと、前はきっちり畳んでも引き出しから溢れでていたものが、畳むのが下手なわたしが畳んでも余裕で収まるくらいに。
着たい服が一瞬で見つかるようになった、というか探さなくてもよくなったので大幅な時短にもなりました。
引き出しの中に間仕切りをつくるなどするとさらに、収納もしやすくなり位置管理も楽になりそうです。
衣類を大量処分したことで我が家におきた変化
- 妻も衣類を整理した
- リビングが綺麗になった
- ストレスが軽減した
妻も衣類を整理した
綺麗に整理されたわたしのクローゼットがあまりにも素晴らしすぎて羨ましくなったのか、だーかねさんが言っていたことをそのまま伝えたので感銘をうけたのか、客観的に自分のクローゼットをみてドン引きしたのかはわかりませんが、整理収納がわたしよりも苦手と思われる妻が不要な衣類を仕分けしていました。
2袋分。まあまあかな。
女性は男性より大分大変そうなので大目にみてあげましょう。
その後、子供のサイズアウトした服も整理しまして、家族3人で45Lのゴミ袋5袋分の衣類を処分することができました。
リビングが綺麗になった
相変わらず収納場所が離れていて片付けるのは面倒ですが、少なくとも洗濯乾燥済みの衣類をリビングのソファの上に山積みにすることはなくなりました。
ストレスが軽減した
山積みになった衣類をみてイライラすることもなくなりました。そして、靴下やパンツを探すのにイライラすることもなくなりました。
整理しているときに思ったんですが、現在自分がどんな衣類を所持しているかを完璧に把握していないから似たような服をかってしまったり、用途がかぶる服を買ってしまったりするんだろうな〜と。
無駄な買い物をすることがなくなるので、経済面でもメリットがありますね。
おわりに
というわけで、発狂せずにプロに相談してよかったです。
自分の家はそこまでひどくないとおもっていたのですが、完全に気のせいでしたね。不要な衣類がゴミ袋5袋分もあったんですから、さぞひどかったことでしょう。
経済面のメリットにチラっと触れましたが、これ結構大きいと思います。
なんならシーズンごとに全て買い替えしたとしても、絶対数が少ないのでとんでもない出費にはなりません。
むしろ、ちょこちょこと買い足していくほうが結果的にはお金って使っているということが実感できました。
もし旦那さんが片付けをしてくれないとか、奥さんが片付けが苦手で困っているという人がいるようでしたら、まず実践してみるといいと思います。
黙って捨てると軋轢が生まれると思うので、一度問答無用で仕分けをして、そこからさらに本人に選ばせれば意外とうまくいくような気がしました。
一度、いるものゾーンといらないものゾーンにはっきり分けてしまうと、いらないものゾーンにあるものがゴミにしかみえなくなってきますのでオススメです。
この方法は、子供のおもちゃを処分するときにも非常に有効でした。
というわけで
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] だーかねえもーん![/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] なんや! 忙しいんや![/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] だーかねえもんのおかげで不要衣類の処分に成功したよ![/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] 着てないのを排除すれば、それがおそらく自分に合った数ってことだよね。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] なるほど。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] カレーがうまい(モグモグ)[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] オシャレカレーやないか![/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”dakane.jpg” name=”だーかね”] 半熟ヒーロー(モグモグ)[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”dagasoregae.png” name=”とっちゃん”] 歳ばれるで…..[/speech_bubble]
せっかく衣類が片付いたので、この勢いのままそれ以外も整理収納して必要なものだけがあるべき場所にきっちり収まった快適なお家に生まれ変わらせたいと思います。
以上、目指せミニマリスト!?衣類の整理収納で困ったのでプロに相談してみたでした。
整理収納ソムリエだーかねにちゃんと相談したい方はこちら
プロに相談する前に自分で頑張りたいという方には、だーかね一押しのこの本がオススメです。