なぜかいつも好きになってしまう人は、ダメ男。それでも「好きになっちゃったんだからしょうがないじゃない・・。」、「”惚れたもん負け”というのは、このことなのね。」と、そんなふうに本当の気持ちを押し殺してしまってはいませんか?こう思う気持ちはもちろんよく分かります。理屈では簡単に成り立たないのが恋というものだと思います。しかし、あなたの本心はもっと幸せになりたいはずです。
手間のかかる子ほど可愛いという錯覚現象
我が子が成人になるまで子育てに奮闘し続けた主婦の話
成人式の日に、涙しながらお母さんはこう言います。
「よくここまで立派に育ってくれたわ。一時期は先生やお巡りさんに迷惑をかけてばっかりの息子だったけど今となっては笑い話ね。3人の子どもたちの中でこの子には一番手間をかけられたけど、この子の成人式は今までで一番嬉しく思うわ。」
こう話していた、お母さん気持ちはよく分かります。一時期はたくさん頭を悩ませられていた息子さんが立派に育ち、お母さんとしてはすごく喜ばしい事だったと思います。お母さんの子育てはしっかりと息子さんに伝わっていたのでしょう。”手間のかかる我が子ほど可愛い”というのはこの事ですね。
なぜ、このお母さんのお話を取り上げたのかというと、あなたがお付き合いしている「彼とあなたの関係」を照らし合わせて欲しいからです。
こんなにも手を施しているのだから、彼もいつかきっと・・・
□「今本当にお金がなくて困ってるんだ・・申し訳ないんだけどお金貸してくれない?」
□ 彼は身の回りのことを自分で一つも出来ないの。だから私がいなきゃだめ!
□ 彼、少し感情的になると手を出してくる・・でもそれは彼だけのせいじゃないし・・。
今の彼との関係でどこか思い当たる節、もしくは似たような出来事はないでしょうか?
彼の”行動”に対してずっと気にはなっているけど、これだけ私が頑張っているんだから”いつかは変わってくれるかも”と期待をして、ずっと変わらない彼との生活。ダメな彼のサポートをして優越感に浸ってしまっているあなた。
このままではダメ・・という現実に向き合いましょう。
あなたも気づいているはずなのに、なぜ目を背けて交際をずるずると引きずってしまうのでしょうか。
[ad#ad-1]
ダメ男にのめり込んでしまう原因
お母さんのお話を振り返ってみましょう。お母さんが手をたくさんかけたことによって子どもさんへの愛情が結果的に大きいものとなりました。このケースはお母さんに自己負担がかかり自我関与という意識が深く関係していると言えます。
自我関与とは・・ある事柄を自分のもの、あるいは自分に関係があるものとして考えること。/引用:コトバンク
これを恋愛に置き換えると
彼が何かを要求してくる → 仕方なく受け入れる
(繰り返されると) → 自我関与が深くなる → 好意が芽生える
彼から自分に負担がかかるような「要求」を受けながら、「しょうがないな〜・・」と繰り返し続けることで、自我関与が深くなっていくのです。自分に負担をかける相手に対し自我関与が深くなり好意を抱いていく現象です。さらに、「自分が援助をしたのだから好きなはず!」としなければ、自分の行動を否定しなくてはならなくなるのでそう信じたくなる気持ちになります。
この負のループに気付いたあなたこのままで良いですか?
脱ダメ男・脱ダメ女!!
もう一つあなたに気づいて欲しいことは、ダメ男とずっと一緒にいるあなたも”ダメ女”になっているということです。あなたが彼に干渉したり、甘やかしたり、わがままを許すことで、彼の自立を妨げることになっています。これではお互いが良い方向には進めません。あなた自身がもともと持っている”優しさ”がこれでは台無しです。
ずるずると続けてしまった恋愛にそろそろ終止符を
もちろん悪いことばかりではなく良い思い出もたくさんあったと思います。それは良い思い出として胸の中にしまっておきましょう。また彼のことを考えたり、不安があって別れを切り出せない場合は、一人で抱え込まずに恋愛カウンセリングや相談所を利用してみてください。
あなたが本当に望んでいる恋愛、幸せな恋愛を求めにいきましょう。一歩踏み出す勇気があなたの人生を変えます(^^)v