心理学資格 TA(transactional analysis)とは?

ここ数年は、キャリアアップを目的とした人や、趣味、私生活に

取り入れるためにと、資格を取ることを目指している人が増えま

した。その中でも人気を集めているのが、心理の資格です。心理

の資格は、日本でも数多く存在します。心理の資格に興味のある

方は、TA(交流分析)っていうのを聞いたことがあるのではない

でしょうか。こちらのTAについて紹介していきたいと思います。

 

TAって何?

transactional analysis (トランザクショナル・アナリシス)

略して=TA です。日本語では交流分析と呼ばれています。

TAはアメリカの精神科医、エリック・バーン博士により創始

されました。

バーン

画像引用:富士だより

 

TAは、人間を分析し理解するための理論です。少し難しそうに

聞こえますが、非常に優しく理解しやすい形でまとめられてい

ます。おもに、その人の育成歴や育成者からの影響を見ていき

ます。

 

人間の性格は人それぞれですよね。この性格というものは、

良くも悪くも育成者からの影響を受けて出来上がったもの

となっています。

 

TAで学ぶ6つのパーソナリティー

わたしたちのパーソナリティー(人柄)は、

次のような6つの要素で構成されています。

 

<親のようなわたし(P=parent)>

PAK86_meganewo1039_TP_V1

○批判的な親(CP=critical parent)

良き部分は、規律を守り几帳面、道徳的と言えます。

悪く見られると、堅苦しく抑圧的な人。

 

○保護的な親(NP=nurturing parent)

良き部分は、優しくてお世話好きな人という感じでしょう。

悪く見られると、過保護でおせっかいな人。

 

<成人としてのわたし(A=adult)>

PAK85_daisukidesu20130208_TP_V

○成人(A=adult)

良き部分は、冷静で計画的。

悪く見られると、冷たく親密な関係を築けない。

 

<子どものようなわたし(C=child)>

PAK82_gannbattekudasai1039_TP_V1

○自然の子ども(FC=free child)

良き部分は、明るく天真爛漫で好奇心が強い。

悪く見られると、自己中心的でうぬぼれさん。

 

○順応の子ども(AC=adapted child)

良き部分は、素直で協調性がある。

悪く見られると、顔色ばかりを伺い意見が言えない。

 

○反抗の子ども(RC=rebellious child)

良き部分は、自律的でエネルギッシュ。

悪く見られると、破壊的で相手を責める。

 

 

→この6つの要素のパーソナリティーは、育成者により

現在の自分自身のパーソナリティーに大きく影響して

います。普段どのような自分が大きく出ているのか、

普段、表面的に出せていないところはどこなのか、と

自己を知ることは大切です。TAでは、これを数量化し

グラフ化にして見ることができるものをエゴグラム

言います。

IMG_1737

こちらは、実際のとある方のエゴグラムです。

星印があるところが自分自身が冷静な判断を取っている

ところです。こちらのAの部分が高いと、上記で記している

青の部分が、他者から見られているということです。

反対にAの部分が低いと、赤の部分が他者から見られて

いるということです。

エゴグラムを見ると、どのような育成者の人柄の影響で

どのような、自分自身の人柄が形成され、今の態度、

対人関係での反応を取りやすいのかと、大まかにわかります。

 

自分自身の特徴をまずは知ることで、自身の改善、

そして他者を理解し、自身の成長につながることでしょう。

 

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こんな人にオススメ

◆カウンセラーを目指している

◆相手のことを理解できず悩んでいる

◆自分の性格が気に食わない

◆育児中の保護者の方

◆子どもと接することが多い方

 

TAの資格取得後

◆カウンセラーとして活躍 メンタルヘルス

◆職場での人材育成

◆幼児教育 / など様々な場面で活用することができます。

 

最後に

TAは、自分自身をより良い方向に成長させることが目的です。

そのために自己に気づき、自己を知り、自己実現の妨げに

なっているものを取り除いていくのです。自己理解を深める

ことで他者を理解することもできますが、他者を変えることを

目的とはしていません。自分自身の成長を遂げたい方に

TAの学習をおすすめします。

興味のある方はこちらを見てみてください。

参考:資格取得を応援するヒューマンアカデミー